札幌マルヤマンとコーチングと私(24)

こんにちは。薬剤師コーチの関口詩乃です。

このお話は「札幌マルヤマンとコーチングと私」
第1章:円山動物園に行くまでの経緯:(1)(2)(3)(4)(5)
第2章:円山動物園で見たこと:(6)(7)(8)(9)(10)(11)
第3章:講演実現まで:(12)(13)(14) 、(15)(16) 
第4章:講演準備:(17)(18)(19)(20)(21)(22)  、
第5章:当日&後日談:(23) の続きです。

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会場の演者席に一緒に座る。

オープニングはICF本部からのビデオメッセージ。


その後の演題1は、東京海上日動の事例で、コーチングによる人材育成とチームワークの醸成のご発表だ。

管理職がコーチ養成機関でコーチングを学び、組織に導入した事例である。

 

声をかける頻度を増やすことが、相手に関心を持つことにつながる」という言葉が印象的だった。

私は関係性の基本は「相手への関心」、もっと突き詰めるなら、「好奇心」だと思っている。

好きな人には、誰しも自然に関心が向く。

しかし、組織でチームとして集められている人は、必ずしも自然に関心がわく相手とは限らない。

各人の好奇心に任せておいても、好奇心がわかないものはわかない。

 

だが、声をかけられたもの、目を向けたもの、少しでも理解したものに対しては、人は関心を向ける

喩えが悪くて恐縮だが、まるで、円山動物園の爬虫類館での私 のようなものだ。

あのときX君が話しかけてこなかったら、私がワニに関心を持つことは一生なかった。

人に対しての好奇心も、そんなものなのだと思う。

 

企業に、こんなに熱いリーダーがいる、ということがまず新鮮な発表だった。

 

第2演題が北川さんだ。

 

今回、堅い職業の演者お2人なので、演台でお話されるだろうと、演者用のマイクは有線だった。

北川さん、マイクを台から外し、スクリーンの横に立ち、身振り手振りを交えてお話になる。

マイクのコードがときどき邪魔になるのが、見ていてもわかった。

マイク、ケチらないでワイヤレスにしとけばよかった。。。決めつけは失敗の元だ。。。ごめんなさい。

 

自己紹介で、さっぽろ雪まつりのプロジェクションマッピングの話が一瞬出たとき、

「あぁ、そういえば、自衛隊が巨大雪像の数を減らすと言ったとき、自衛隊制作だけでなく民間に制作業者を募り、雪像の数は減らさないって言ったのは北川さんが課長のときじゃないか?」

と、ふと思い出す。

 

事前に資料をいただいていたため、参加者の手元にも資料が配布されている。

おおむね資料に沿って、自己紹介、円山動物園の紹介と話が進んでいく。

 

笑いをとりつつ話を進めるのはさすがだ。

こうやって数々のアイデアを納得させて実行してきたんだろうなぁと思う。

 

そして、職務だからというよりも、おそらく本当にこの人は札幌市や円山動物園、そこに関わる人々が好きなんだなと思った。

 

ホッキョクグマの赤ちゃんを写真で紹介し、

「この子たちが初めて見る雪は、札幌の雪なんですね」

「初雪が降ると『なんだろう?』というように不思議そうに空を見上げるんです」

と慈しむように、思い出すように上方に視線を向けて語っていたが、

この話、思い入れのない人にとっては

「円山で生まれたんだから、当たり前だろ」

といいう話だ。

 

前年の冬、12月にホッキョクグマの赤ちゃんは生まれる。

しかし、人を近づけることなく、深い根雪に守られた動物舎の中で冬を過ごし、外に出るのは春になってからだ。

飼育員さんだって、3月になるまでは、サーモカメラでしか無事を確認できない。

1年間、無事に成長したからこそ、この子たちは初雪のシーズンを迎えられるのだ。

しかも、そのシーズンが終わり、2回目の春がくれば、この子たちは他の動物園に旅立つ。

無事に育ってほしい、育って良かったという想いが込められた話だと思った。

 

話はだんだん、動物園の改革に進む。
改革が必要になった背景から始まり、栄光の階段 や、トレーディングカードによる飼育員とお客さんの対話促進猛禽類のフリーフライトなどの体験メニュー の話が続く。

5年前の夏やこの夏の光景が思い出される。

 

園長がライオンズクラブで講演し、「ライオンズクラブさん、ライオン買ってくださいよ!」と言ったら、本当にライオンを買ってくれた話や、

飼育員さんが出した企画を実行するための費用を事務方が営業マンになって集めた話など、テンポよく、コミカルに進む。

 

ライオンの企画はライオンと名のつく会社に営業に行き、カバの企画はカバと名のつく会社に・・・という話を聞き、

動物園の担当者が(役所内の予算をどう引き出すか、だけでなく)営業に回ったことも驚きだが、行政に営業に来られた企業も驚いたと思う。

 

そこへ持ってきて、札幌市は北海道の中心だ。北海道を国に例えるなら、首都のようなものだ。

しかも、第二の都市をぶっちぎりで引き離した首都だ。

北海道に進出している全国企業は、間違いなく札幌に支店を置く。
考えてみれば、動物の名前をつかっていたり、キャラクターに動物を使っている会社は多いし、それらの支店、しかも北海道に複数拠点を持っている会社なら、札幌支店は大きな支店であることも多い。

 

会場からも、「ライオン・・・カバ・・・に関係する会社」という説明に

笑いと共に

「ライオン?」

「カバヤ?」

等々の声が、あちこちから聞こえる。

(私は隣のY氏に「イソジン?」とつぶやいていた(笑))

 

コーチングの導入の話が始まる前に、会場はすっかり、北川さんのペースにはまっていた。

いろいろなことを実現した背景には、本気だと言うことと、巧みな話法も含め聞いていて楽しい話だということ。

この2点が欠かせないのだと思った。

 

(続く)

 

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