こんにちは。薬剤師コーチの関口詩乃です。
このお話は「札幌マルヤマンとコーチングと私」
第1章:円山動物園に行くまでの経緯:(1) 、(2) 、(3) 、(4) 、(5) 、
第2章:円山動物園で見たこと:(6)、(7)、(8)、(9)、(10)、(11) 、
第3章:講演実現まで:(12) 、(13)、(14) 、(15)、(16) 、
第4章:講演準備:(17)、(18)、(19)、(20) 、(21) の続きです。
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参加者リストに、後藤田コーチらしき名前を見つけたのだ。
「らしき」と言ったのには理由がある。
北川さんとのやり取りの中で、円山動物園のコーチが「後藤田邦彦コーチ 」であることは知っていたが、直接の知り合いではない。
世界に繋がるインターネットで「この人かな?」というくらいまでは特定してあったが、同一人物であると特定できる情報はない。
さらに、北川さんの講演資料や過去の講演記事から、なんとなくだが、「後藤田コーチは年配の方だろう」と想像していた。
だとすれば、ホームページや各種SNSなど、ネット情報が一切ない可能性もあり、この人かな?と想定している後藤田コーチとは別人の可能性もゼロではない。
ただ、同姓同名がそう多いとは思えない。
もう一つ、気になったことがある。
一般参加者として申し込まれていたことだ。
参加費もタダではない。
円山動物園のコーチであれば、北川さん経由で打診されたら「ご招待します」と我々も言ったと思う。
講演に直接関係する人をご招待するなら、それ相応の対応もする。
だが、講演資料や講演記事から思うに、
「うーん、招待枠とか、有無を確認するどころか、考えもしなそう」
と思った。
それどころか、当日いらっしゃることを、北川さんに伝えてすらいないんじゃないだろうか?と思った。
さて一方、私の担当は「会場」である。
どこに誘導を置いて、どんな表示をどこに出して、椅子をいくつどうやって並べて、などの他、
演者席をどこにするか、招待席をどこにするか、最前列をどう使うか、なども私の担当だ。
後藤田コーチ(仮)に「円山動物園のコーチングをした後藤田コーチですか?」と確認メールを出しつつ、ミーティングで
「最前列の1席に、後藤田コーチに座ってほしい」
という提案をした。
「関口さん、後藤田コーチ、知り合い?」
・・・この時点で面識はない。
たった今送ったメールがファーストコンタクトだ。
「顔わかるの?」
・・・わかりません。
「どうやって誘導するの?」
・・・否、もし顔見知りだったとしても、当日の私、受付にいませんから。
現実的にできるかどうかよりも、心理的抵抗が大きいんだろうな、と思った。
私と他メンバーとの、北川さんの講演や円山動物園に対する温度差は大きい。
だが、現実的に可能か?と問う限り、十分可能だ。
受付に席を伝えて、名簿にチェックしておいてもらって、来場されたら案内するように依頼しておけばOKだ。
ICFJの受付は、このようなことの対応は完璧だ。
「本当に本人?」
・・・今、確認のメール出してます。
「理由は?」
・・・いくつかあります。っていうか、やっと理由が言えます。
ひとつは、講演者の北川さんにとって、(気にしないだろうけど)完全アウェイ環境なこと。
来場者で北川さんが知っている顔は、後藤田コーチしかいない。
知っている顔が会場に見えるだけで、話しやすさは全然違う。
(そう言えば、「会場に知っている人がいるとそれだけで安心します」ということを、「こんなに慣れている人でもそう思うんだ」ということを教えてくれたのは、2010年夏の円山動物園に行った午後のセミナーの講師だったな。。。)
2つ目は、後藤田コーチが会場にいることを知ったら、北川さん、紹介する可能性があるな、と思ったこと。
そのときに見やすい場所にいてくださった方が、講演の雰囲気が壊れにくい。
3つ目は、もし紹介された場合、パネルディスカッションで、後藤田コーチに質問がいく可能性があること。
そのときに前にいていただいた方が、ディスカッションをしやすい。
ようやく「まぁ、いいじゃない」となり、最前列の席を確保した。
一方、後藤田コーチからメールの返信をいただき、ご本人であることが確認できた。
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