こんにちは。薬剤師コーチの関口詩乃です。
このお話は「札幌マルヤマンとコーチングと私」
第1章:円山動物園に行くまでの経緯:(1) 、(2) 、(3) 、(4) 、(5) 、
第2章:円山動物園で見たこと:(6)、(7)、(8)、(9)、(10)、(11) 、
第3章:講演実現まで:(12) 、(13)、(14) 、(15)、(16) 、
第4章:講演準備:(17)、(18)、(19)、(20) 、(21) 、(22) 、
第5章:当日&後日談:(23)、(24)、(25) の続きです。
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そういえば、「マルヤマンのテーマ」 の歌詞はキリンの飼育員さんが作ったそうだが、北川さん達事務方が「こんな歌詞にしろ」と言ったわけではない、とのこと。
それでも歌詞に「コーチング」が出てくるということは、当時、飼育員さんにとって「コーチング」がごく普通の、日常の言葉だったのだと思う。
最後の方で、いわゆるマレーグマ「ウッチー」の死亡事故からの改善勧告・改善計画の流れの一環で、元旭山動物園長の小菅氏を参与として助言役につけた、という話をした。
に出てくる「ドクター・コスゲ」だと思ったが、今、外部からのチカラが必要だと円山動物園は判断されているんだな、ということと同時に、今回の物語の冒頭の、H先輩の反応 を思い出した。
旭山動物園か。。。
いいときも悪い時も、組織にはある。
これから、また、改革の坂を登るのは、大変なことだろうと思う。
それでも、2010年の夏に見た、間違いなく「ワクワクする場所」だった円山動物園に、私はまた行きたい。
そして、「札幌に行くんだけど、お勧めスポットある?」と訊かれたときに、「円山動物園!」と、本気で答え続けたい。
円山動物園に、入場者数だけでなく、また、ワクワク感でも黄金期が訪れてほしい。
そんなことを思った。
講演後のパネルディスカッションでも、活発なやりとりがなされていた。
一番最初に話を振られたY氏の「今、いつ円山動物園に行こうかと旅行の計画を考えていました」というコメントから始まり、会場が、円山動物園の、北川さんの話に引き込まれていたことが伝わってくる。
「あぁ、やっぱり、講演をお願いしてよかった。あきらめなくてよかった」
と思った。
実はこの日、私は1年以上前から別の予定があった。
大学時代の奨学金の節目の記念式典があり、後ろ髪をひかれる思いでこれから懇親会が始まるタイミングで会場を後にした。
北川さんと乾杯したかったんだけどな。。。
その奨学金の式典というか晩餐会で隣に座っていたのが、昨年大学を卒業したという北大の卒業生だった。
S「今日、円山動物園のこんな講演だったんですよ」
という話をしたところ、
「私、動物園線(註:バス路線の名前)で大学に通ってました!」
とのこと。曰く、
「小学校の頃から、写生大会とか、何かと言えば円山動物園でした!」
とのこと。
その彼女が
「そういえば、円山動物園て、セブンイレブンができた頃から明るくなりましたよね」
と言った。
S「それ!そうなの!その改革の話だったの!」
と、勝手に盛り上がる私。
・・・つながるものだ。
後日、北川さんから、メッセージをいただいた。
その中で。
「(第1演題の東京海上日動の)西尾さんの話を伺って、ああ、日本のビジネスマンはこんなにも弛まぬ努力をしているんだな。我々役人はまだまだだなと感じました」
という文章があり、
「『学ぶ人はどこからでも何からでも学ぶ』というのは本当だ」
と改めて思った。
こういう人が札幌市という、私の大好きな街を支えているのだと思った。
(続く)
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