こんにちは。薬情報コンサルタントの関口詩乃です。
「本当に具合が悪いのか、気合や根性が足りないからなのかわからない」
というとき、あなたにもありませんか?
・ただダルいだけなのか、病気の初期症状なのか?
・気持ちが乗らなくて眠いのか、本当に体調が悪いのか?
等々、挙げ始めるときりがありません。
一昨日の件でAさんとやり取りをしていたときに思い出しました。
Aさんと出会った頃、それは、私が特発性過眠症の診断を受け、納得や安心をしつつも、最も
「自分の眠気は異常値だ」
ということを受け入れられなかった頃でした。
それまでは、
「授業や講義、会議のとき、(他の)人はものすごい精神力で起きている。自分にはその精神力が足りない」
と思っていました。
そして、診断を受けた後も(むしろ受けてからも)、心のどこかで「自分は起きていられない病気だ」とは認められない自分がいました。
ところで、私とAさんには、共通の師匠(チコちゃんをパワーそのままに美しくロジカルにした感じ)がいます。
私と同じように
「気合が足りないだけじゃないの?」
「努力が足りないんじゃないの?」
「たるんでるんじゃないの?」
等々、他人から、あるいは誰よりも自分が心の中で思っているあなた。
そんなあなたに、我らが師匠が当時の私に言った言葉を贈ります。
「努力ややる気でどうにかなる状態じゃないから悩んでるんでしょっ!」
「だいたい、努力ややる気の問題で寝てしまう人は、本人が寝てしまうことで悩んだりしないの!」
「真面目で努力家だからこそギャップに悩んでるんだから、根性論で片付けるのは間違ってるの!」
…だそうです。
悩むって何かのサインなんだ!と知ると同時に、
理想と現実とギャップの図を描いて示しながらロジカルに説明してもらったことで、誰からのどんな慰めや説明よりも納得したことを覚えています。
「今まで」の自分の状態と違う、その状態が続く、というときには、頭の片隅に「これは気のせいではなく異常値かもしれない」という可能性を持つことも大事です。
そして、この言葉を思い出すたびに、自分で自分の病気を受け入れることの難しさを思います。
未だに「気合でなんとかする!」と闘うこともあるし、闘うことをやめるつもりもありませんが、病気を受け入れずに闇雲に抗うのではなく、受け入れたうえで、それでもできる事を探し続けていきたいです。