こんにちは。
薬情報コンサルタントの関口詩乃です。
薬の名前(商品名)と、他のモノの名前、つけ方に違いがあるのをご存知ですか?
先日、友人Aに
「『コーワ』って、どんな意味?」と訊かれて、薬の名前は意味があるように見えるんだろうなぁと思ったのですが、その話の続きです。
A「だいたい、なんでメーカー名が名前の後に来るの?」
・・・はい?
A「普通、メーカー名の後に、製品名が来るもんだよ」
・・・ごめん。言ってることがわからない。
A「世の中の製品名を考えてみてよ」
以下、Aが挙げた”事例”です。
・マイクロソフト Windows
・Adobe イラストレーター
・Google Chrome
・日清 チキンラーメン
なるほど。確かに。
「Windows マイクロソフト」
とは言わないでしょう?
確かに言いません。
「日産 マーチ」
とは言いますが
「マーチ 日産」
って言わないですし。
メーカー名を製品名を並べるときには、メーカー名が先に来るのが一般的なのは事実のようです。
でもね、薬の世界ではメーカー名は最後に来るものなんですよ。やっぱり。
ジェネリックの名前を
一般名(成分名) + 剤型(錠、カプセルなど) + 規格(成分の含有量) + メーカー名
例)カルボシステイン錠250mg「サワイ」
にしなさいってお達しが国から出たとき、メーカー名が最後に来ることに、何の不思議もありませんでしたから。
こんなちょっとしたことでも、薬の世界のマイルールがあるんだなぁと思いました。