「薬はなんとなく怖い」が部下との信頼関係をなくしているかも!

こんにちは。

薬情報コンサルタント・薬剤師の関口詩乃(せきぐちしの)です。

 

今回は、「薬はなんとなく怖い」という気持ちが、

信頼関係に影響を及ぼしているかもしれないということについて、お話したいと思います。

 

睡眠薬=危ないもの?

 

近所のカフェでこの記事を書いています。

 

この環境にいると、噂話がたくさん耳に入ってきます。

何しろ、静かに1人で何かをする店というより、

老若男女がお友達とおしゃべりしてることが多いお店です。

 

そうすると気づくのは、「健康の話題って多いな」ということです。

 

薬情報コンサルタント・薬剤師という仕事柄、健康、特に薬の話にアンテナが立っているため、

他の人以上に健康の話を拾っているのかもしれません。

 

で、今日。

お隣の、あなたと同年齢の営業マンと、その部下か後輩くらいの男性2人のお話です。

 

何カ月も、眠れなくて睡眠薬を飲んでいるという部下に、先輩営業マンが

「そんなもの飲んでいて大丈夫なのか?」

「やめられなくなるっていうじゃないか」

「だんだん量が増えていって、最後はマイケルジャクソンみたいに薬で死んだりするんじゃないか?」

「そもそも、そんな薬を飲んでいると、頭がボケたりするんじゃないか?」

「俺も眠れないことはあるけれど、酒飲んで寝ちゃえばいいんだよ!」

などと話していました。

 

この会話を聞いて、まず、驚きました。

「こんなに若い人でも、未だにそんな都市伝説を信じているのか?」ということに。

 

そして、「もったいないなぁ」と思いました。

だって、この人、すっごく部下を心配しているんだと思うんです。

 

それなのに、「睡眠薬=危ないもの」というイメージゆえに、

思いやりが部下に伝わらないどころか、

かえって部下を追い詰めている感じすらします。

部下の方は、だんだん、口数が少なくなり、

とうとう、週末のサッカーの話に話題を変えてしまいました。

 

「よくわからないものは怖い」が薬の都市伝説をつくり出している?!

 

でも、思い返してみると、納得と言えば納得です。

実は、今まで薬に関する相談をお受けする中で、

圧倒的に多いのが「睡眠薬」をはじめとする、「抗うつ薬」「精神安定剤」などの、

メンタル系の薬についてだという事実があります。

 

人は、よくわからないものは怖い。

そして、メンタル系の薬は、人間が「心」や「頭」を支配されることに対する、

根源的な怖れがある。

 

そして、薬は、やっぱり「よくわからないモノ」なんですね。

何しろ、薬剤師の私から見ると、「都市伝説」レベルの話が、たくさんあります。

そして、「本当のところ、どうなの?」と、訊かれます。

 

私は薬オタクなので、薬の都市伝説系の話は大好きです(笑)。

ただ、専門家なので、「どうしてそういう都市伝説ができるのか」に最大の興味があり、

「どこでそういう誤解が生じているのか」まで知りたいタイプです。

でも、あなたには、そんな興味も暇もありませんよね?

 

でも、この「なんとなく怖い」状態が、

前述のように部下のやる気をそいでいるとしたら、もったいないなぁと思います。

 

特に、薬の話は、部下の健康やプライベートの部分、しかもかなり深い部分です。

「私、眠れてなくて」というよりも

「私、睡眠薬を飲んでいて」と言う方が話やすいから

薬の話を出していることが多いです。

「あなたになら、私のプライベートを相談できる」という信頼関係を築くチャンスを、

薬へのあなた自身の思い込みで潰してしまっているとしたら、あまりにもったいないですね。

 

睡眠薬の都市伝説の真相はこちらの記事を御覧ください

→「「睡眠薬って、飲み続けると死ぬんですか?」-睡眠薬の都市伝説」

 

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