薬のあらゆる「?」を解決する薬相談の専門家、
薬剤師コーチの関口詩乃です。
私、仲間内では「薬オタク」と認識されています。
私にとっては「ただ、薬の情報が好きなだけ」です。
しかし、友人達にとっては
「薬の情報が好きなだけ」を超えた何かがある、
そんな感じでした。
そんなこと、普段は全く気にもせず生きているのですが、
先日、友人のA君と会ったときのことです。
超・超・超論理的思考のA君に
「関口さん、オタク系だよね」
と言われ、思わず
「どうしてそう思うの?」
「どういうところが、そう思うの?」
と、質問してしまいました。
他の人が「何となく」感じていることでも、
A君なら説明してくれる気がしたのです。
以下、A君の「オタク系」「オタク体質」についての説明です。
———
例えば『モーツァルトがいい!』と思ったとするじゃない?
そうしたら、
・モーツァルトを聴いて、
・同時代の音楽家の作品を聴いて、
・前後の時代の曲を聴いて、
『あぁ、確かにモーツァルトはいいね』と思う。
でも、関口さんは、モーツァルトがいいって思ったら、
『とりあえず、モーツァルトの作品を全部聴く』
でしょ?
———
当たり前じゃんっ!と思いました(^^;
A君の説明は続きます。
———
僕は興味を持ったものについて、
横や周囲に展開するタイプなの。
だけど、(オタク体質の)関口さんは、
『一か所を掘り進めるタイプ』
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うん。確かに。
それで言うなら、私は紛れもなくオタク体質です。
音楽は、Jazzと中世ポリフォニー宗教音楽と
ハードロックくらいしか興味がありません。
「くらい」というよりも、好きなものは好き。
だけど、横や周囲にあるものにまで
広く浅く興味を示すことはありません。
A君の話を聞きながら、
「エネルギーの使い方の違いなんだ」
と納得していました。
広く浅い興味にかけるエネルギーを、
一点集中でピントを合わせ、ピンポイントにかけるからこそ、
「オタク系」
と言われる集中力を発揮できるんです。
薬、20年以上
そんな私が20年以上、
ピントを合わせ続けているのが、
「薬の情報」です。
どうすれば、薬を有効に使えるのか、
そこにいつもアンテナが立っています。
これって、「勉強熱心」とかではなく、
「生き方」なんだと納得しました。
あなたがどうしたら薬とうまく付き合っていけるのか、
一緒に考えたいのです。