こんにちは。
薬剤師コーチの関口詩乃です。
この数日、「貧困女子高生ヤラセ疑惑」の炎上が気になっています。
NHKで貧困女子高生として紹介され、現状を訴えた高校生が、写り込んでいた自室の持ち物や過去のSNS投稿から散財していた事を突き止められ、ネット炎上している件です。
詳しい内容や経過はコチラの記事やコチラの記事を参照していただくとして。
ただ、今回の件、図らずも
1) 子どもの貧困が絶対的貧困ではなく相対的貧困だということ。
2) 子どもの貧困がもたらす困難
がよく現れている事例だと感じています。
1)の相対的貧困について
必要最低限の生活が維持できない「絶対的貧困」ではなく、「相対的貧困」は所得格差による貧困です。
だから、
「本当に貧乏っていうのは・・・」というイメージと、子どもの貧困で登場する貧困のイメージが、なかなかかみ合わないのです。
「昔はもっと貧乏だった。それに比べたら・・・」という人の気持ちは理解します。
確かに、今問題になっている「子どもの貧困」は「生きていくことが難しいレベル」ではありません。
ときどき命の危険を感じるレベルの貧困者がメディアで紹介されますが、そもそも「子どもの貧困」はそのレベルを問題にしているのではなく
「相対的貧困で子どもの未来が狭まること」
が問題にされています。
問題は「生命維持できるかどうか」ではないのです。
だから、
「生きていけるならいいじゃん」
は答えになっていません。
今回の炎上で
「本当に貧乏なら、そんなに部屋の中がモノであふれていないはず」
「あんなにモノを買えるのに貧乏なんて」
という意見をたくさん見ました。
・・・これ、まさに
「子どもの貧困が引き起こした問題」
なんじゃないの?というのが私の意見です。
長くなるので本題は次回に(ごめんなさい)
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