病院を選び間違えました(中)-薬の情報を検索して安心できますか?

こんにちは。薬のあらゆる「?」を解決する薬相談の専門家、
薬剤師コーチの関口詩乃です。

前回、「続く」と言って1週間経過してしまいました。
ごめんなさい。

前回:病院を選び間違えました(上)

「失敗したなぁ」
「いつもの(内科の)先生にまず相談すれば良かった」
と思いながら皮膚科を後にし、電車に乗って移動したのですが。。。

・・・どんどん顔がかゆくなります。
しかも、今朝までかゆくなかったところまで。

そのときには、
「汗をかいたからかな?」
なんて思ってました。

しかし、そんなことよりも気になっていることがあります。

「もらった塗り薬と飲み薬、いったい何だろう?」

症状よりも薬が気になるのは、
まだまだ余裕があったからか、それとも薬マニアだからか(^^;

電車の中にも関わらず、薬を薬袋から出してみました。
塗り薬の小さな丸い蓋付き容器が2つ、飲み薬は錠剤です。
どれにも小さな紙がついていて、
薬の名前と塗る場所と塗ったり飲んだりするタイミング(朝、晩など)が書いてあります。

あぁ、薬で不安になるって、こういうことなのかもしれないって思いました。

あなたがこの状況ならどうしますか?

・なんとなく不信感・不安感を医療機関や薬に抱いている。
・わかったのは用法(1日何回、いつ服用、など)と薬の名前だけ。
・しかも、よくわからない薬を有無を言わさず塗られたあと。

そのまま、不安なまま、「仕方ない」と使いますか?

インターネットで検索しませんか?

私は、もちろん検索しました。

で、私はいいです。薬剤師ですから。

・名前を見た時点で「ジェネリックだな」と思えます。
(ジェネリックの見分け方は、こちらに書いてますので、良かったらご覧ください!)
飲んでいる薬がジェネリックかどうかの見分け方
・検索した成分を見れば、どんな薬かわかります。
・そうすれば、なぜこの薬を選んだのかも予想できます。
・何より、
「そういうことね」
と自分が納得することで、不信や不安が消え、治療に積極的に取り組み、症状の好転につながります。

昔と違って、薬がわかる系の本を買わなくても、
インターネットで検索すれば薬の成分やどんな薬かはだれでも調べられる時代になりました。

でも、果たして、薬の名前でインターネット検索して上位に来た結果を見て、
薬に詳しくない人が「こういう薬なんだ」とわかっても、
果たして納得できるんだろうか?安心できるんだろうか?

そんなことを考えてしまいました。

それなら、その皮膚科クリニックを受診し、特に疑問を抱くこともなく、
「先生が出してくれた薬だからこれが効く」
と思える人の方が、
かえって不安がなくて、治療にも前向きになれるんじゃないか?
と思ってしまいます。

・・・でも、情報がある以上、なかなかそういう人ばかりにもなれないですし、
患者と治療者の溝を埋めたいなぁと思った次第です。

(続く)

薬とコーチと解体新書ブログ
【さんぽうよし】のメルマガ

薬とコーチと解体新書ブログ【さんぽうよし】の更新情報をメールで受け取る事ができます。
メルマガでは【さんぽうよし】の更新情報の他に、薬剤師 関口詩乃が薬に関する情報提供を行っていきます。

健康になるために、もっと言うなら幸せになるために薬を服用しているはずなのに、薬を飲んでいるが故の不安を抱えている方はたくさんいます。

世の中の常識となっている薬についての知識・・・
それって本当に正しいですか?
薬や医療について本当の知識を得たい方へ、
薬とコミュニケーションと解体新書を関口が熱く語るメルマガです。
是非ご登録ください!

メールでさんぽうよしの更新情報を受け取る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*