音楽を演ることは、言葉を一つ覚えるようなもの

こんにちは。
薬情報コンサルタントの関口詩乃です。

昨日、SAPPORO CITY JAZZ のオープニング、「THE PARADE」のリハーサルに参加してきました。

市民パレードで、楽器もなんでも(ピアニカでもハーモニカでもカスタネットでも)よい、それどころか歌でも踊りでも手拍子でもジャグリングでも、本当になんでもいいからJAZZしようぜ、という企画です。

今年は昨年の倍、200人規模ということだったのですが。。。行ってみてびっくり。

会場、子どもがいっぱい!!

昨年の写真を見て、へぇ、結構、おじさんおばさんでもいいんだな、と参加したのですが(JAZZ愛好家年齢を考えると、年齢が高く手も不思議ではない)、大人よりも子供の方が多い!
(当日参加者で、それなりに大人もいるらしいですが)

彼らに聞いたところによると、札幌には小中学生を対象として、芸術の森を拠点に活動する「札幌ジュニアジャズスクール(SIF)」というものがあり、小学校1年生から演奏しているそうです。

 

で、さすがJAZZ系。リハーサルで合わせるのは音でもタイミングでもなく、グルーヴ(ノリ)。

テーマ(局の主題。旋律)の楽譜は配布されますが、
「その楽譜を見ても何も書かれていません」
と、指導者がキッパリ断言しています。

おまけに、テーマとのハモリや掛け合い、バッキング(伴奏っぽくリズムで音を刻む)も自由。

 

普段からそういう指導をされているんだなぁと思うのが、演奏中、子どもも躊躇なく音とリズムで遊びながら演奏しています。

小学生と思われる大きさ(←失礼)の子に、ちょっとしたメロディラインを送ると、演奏で返してくれたりもします。

 

大人になるまで、音楽を教わるといえばクラシックだった私には驚きの展開です。

曲によっては1/n秒のタイミングを合わせる必要のあるクラシックの演奏も大事ですが、子どもの頃から自由に表現したり、その中で合わせていく、という音楽を学んでいくのも素敵だなぁと、彼ら・彼女らと演奏しながら思いました。

 

しかも、練習が終わった後、近くにいた気になっているストラップを使っていた小学生(サックスは、演奏用のストラップで首から吊り下げて演奏します)に、

「そのストラップ、使いやすい?」

と聞いたところ、

「これは○○っていうストラップで、結構いいって言われていて、△△なので□□になって、いいですよ」

と、答えてくれます。

「私も、それにしようかな?」

と言うと、他の子まで

「それ、本当にいいですよ。ラクだし」

と、会話に加わってきてくれました。

よし!おばちゃんもそのストラップにするっ!

 

練習後、レンタカーで来ていた私は、バスで帰るという高校生を車に乗っていかないか?と誘い、車中、いろいろな話をしてもらいました。

防犯目線からするとこれって危険人物のやることだよな・・・と思うし、昨今の事件を考えると車に誘うのを躊躇する一方、
重くて大きな楽器を抱え、楽器にも周りの人にも気を遣いながら、混んだバスや電車で揺られて帰る大変さは身に染みています。

あの頃、帰りに車で送っていくと言ってもらったことが、とてもありがたかった記憶が私にはあります。

だから、大人になって車で練習に行ったときには、(無理強いはしませんし、こちらの身分を明らかにしたり安全対策を講じたうえで)できるだけ帰りに人を乗せて帰るようにしています。

 

演奏する、ということは、年齢や立場といった、いろいろな壁を取り払い、人とつながる方法なのだと、
音楽で表現するということは、共通言語をもう一つ持つのと同じことなのだと、
改めて思いました。

 

本番は7月2日(日)、13:00スタートです。
一緒に楽しみに来てください!

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