札幌マルヤマンとコーチングと私(3)

こんにちは。薬剤師コーチの関口詩乃です。

このお話は(1)(2) の続きです。

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1990年代、大学から新社会人だった8年間、私は札幌に住んでいた。

「知ってる?白クマって、札幌の冬だと元気に動き回ってるんだよ」

動物園の白クマと言えば、クタッとしているイメージだ。
動物園は屋外にあり、寒さゆえに冬は行ったことがない。
夏の暑さでクタッとした動物を見たイメージのままだ。

そんな中、友人の「元気な白クマが見られる」情報に誘われ、大学4年時、冬の円山動物園に行ったのだ。

確かに白クマは元気だった。
ボールを投げて遊ぶ白クマなんて、初めて見た。
白クマに限らず、動物は思いのほか冬でも元気だった。

真冬の円山動物園は、意外と面白かった。

雪景色の中で動物を見ることが、新鮮だったのもある。
薬剤師国家試験を控えていた自分としては、
雪が降りしきる中でも屋外のサル山で生きるニホンザルを見て、
「私も頑張ろう」と、勝手にシンパシーを感じていたこともある。

だがしかし、一方で残念さも際立っていた。

動物園全体が古びていて、くすんだ感じがした。
手すりやオリ、トイレなどの施設も古い。
動物の説明も百科事典を読んでいるよう。
人通りもまばら。
飼育員さんには遠巻きに様子を窺われている感じ。
買って帰りたい、友達に渡したいおみやげもない。
というよりも、そもそもお土産を買って帰ろう、という気持ちにならなかった。
「にぎわっている」「遊びのスポットに来たワクワクする」感じがしなかった。
一言でいえば「寂れた場所」だった。

(もっともこの頃、旭山動物園も大逆転が始まる前の存続の危機に陥るほど入場者数が落ち込んでいた時代だったのだから、円山が、というよりも、動物園というものが「そんなもの」だった時代なのだと思う)

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そんな記憶の中の円山動物園を思い出すと、
「札幌市の人であるH先輩が、旭山よりも円山に行ってほしいことはわかりますけどね。。。」
と心の中で思った。

H先輩は札幌に住んでいて、いつでも道内のいろいろなところに行けるかもしれないが、私にとっては貴重な北海道での滞在時間である。

この時にはまだ、なぜH先輩がそれほど円山動物園を見てほしいと思っていたのか、考えもしなかった。

H先輩には悪いが、円山動物園に行ってみようとは思わなかった。

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※冬のホッキョクグマ(白クマ)が見たくて、2015年冬の訪札でも円山動物園に言ったのですが、この子↑が生まれたばかりだったので、ホッキョクグマを公開していませんでした。
DSC02334
※そのときのホッキョクグマに向かう通路に掲げられていた「立入禁止」の札。
DSC02335
※↑の「立入禁止」の札の先に広がる光景。

立入禁止の札がなければ、この先に施設があるとは思えない景色。

除雪しなければ、立入ろうとしても出来ない場所になることに感動。

 

(続く)

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