薬をどうやって見分けていますか?

アストミンとアセトアミノフェン

こんにちは。
薬情報コンサルタントの関口詩乃です。

先日、「医薬品安全のための企業研修会2017」に参加してきました。

そこで言われていたのは
「薬を患者さんが識別できるようにするには、どんなデザインや名前にするか」
ということでした。


あなたが風邪をひいたとしましょう。
お医者さんで何種類かの薬をもらいました。
さて、もらった薬、これが何の薬で・・・と、見分け、つきますか?

 

多くの場合、錠剤やカプセルは、PTPというプラスティックのシートに薬が入ってるものを、シートごと渡されます。

今は写真入りのくすりのしおりを渡されたり、薬の袋に中に入っている薬が印刷されていたり、薬を出す薬局や病院も工夫しています。

それでも、同じような色と大きさとデザインのPTPシートに入った、同じような大きさの、同じような色の錠剤など、とてもわかりにくいものもあります。

 

しかも、薬というのは具合が悪い=いつもよりも集中力や判断力が鈍っているときに飲むものです。

飲まない薬は間違いなく効きませんし、間違って飲んだ場合には、そのためにかえって問題が起きることもあります。

患者さんや医療者は、PTPシートの色と錠剤の色で薬を識別していることが多い、というアンケート結果が紹介されていました。

日本の薬は銀色のPTPシートに白い錠剤、というパターンが多くてわかりにくい、というデータも紹介されており、
この辺りは、薬を作っている製薬メーカーに考えていただきたい、というのが趣旨であり、確かにそうだよね、と思ったのですが。

 

一方で、うーん、、、と思ったのは、それなら、

海外のように毒々しい色をした薬を日本人は抵抗なく飲むのだろうか?

ということです。

例えばバイアグラ。青いひし形の錠剤ですが、あれを初めてみたとき、驚きませんでしたか?
日本の薬でほぼみかけない、鮮やかな色と形。

海外の薬は、個性的な色や形をしている薬が多いです。

例えばgoogleの画像検索で
dalacin capsule
と入力して検索してみます。
紫色のカプセルを中心とした、毒々しい色の「いかにも海外の薬」の画像が出てきます。

ダラシン画像検索ですが、その中に、オレンジとクリーム色の控え目な色をした画像があります。
これが日本で販売されているダラシンカプセルです。
日本のカプセルは、色を変えているのです。

日本人は、口に入れるものの色を気にする国民性です。
毒々しい色のものやあまりに突飛な形のものは、食べ物にしろ薬にしろ、好まれません。

ですが、薬の識別を考えるなら、多様な色や形の方が識別しやすいです。

患者さんが口に入れるのをためらわない範囲で、識別しやすい違いを作る、という難しい調整を、日本の製薬会社は求められているんですね。

ただ、これから、世界共通の薬がますます増えていく中で、日本人も少しずつ、濃い色をした薬に慣れていくのかもしれませんね。

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