かゆみ止めの薬を塗るとかゆみが出る?!

かゆみ止め

こんにちは。

薬情報コンサルタント・薬剤師の関口詩乃(せきぐちしの)です。

 

今回は、インターネット上の「突っ込まずにはいられないつぶやき」

なる記事で見つけた気になる内容を取り上げたいと思います。

 

かゆみ止めの薬を塗るとかゆみが出る?!

 

「突っ込まずにはいられないつぶやき」の中に

「病院でかゆみ止めの薬をもらった。

説明書を見たら副作用に「かゆみ」と書いてあった。効くのか、これ」

 

というのがあり、一瞬、意味がわかりませんでした。

と言っても、書いてある意味がわからなかったのではありません。

 

他のつぶやきは、どれもとても面白いのに、

「なぜ、こんなに普通のことが、

「突っ込まずにはいられない」まとめサイトに載っているんだろう?」

という「わからなさ」でした。

 

で、しばし考えて納得したんです。

「そうか、かゆみ止めの薬の副作用に『かゆみ』って書いてあったら、普通は疑問に思うんだ」と。

 

どうしてこんなことが起きるか、というと、例えば、です。

蕁麻疹で病院に行き、かゆみ止めのO軟膏を処方されたとしましょう。

で、そのO軟膏を塗って、蕁麻疹のかゆみは治まったけれど、たとえば、

あなたがO軟膏の何かの成分に過敏症があって、かゆくなった場合。

それは、薬が効かなかったのではなく、

その薬によって元の症状とは関係のない不都合なこと(副作用)が起きた、と考えらえます。

こういうことがO軟膏で何人かに起きると、

「かゆみ止めの薬なのに、副作用に『かゆみ』と書いてある」

状態が出来上がります。

 

では、実際、どうなのか?

この例えばO軟膏は、かゆみ止めとして大丈夫なのか?

 

基本、かゆみのための薬なので、大丈夫です。

ただし、副作用として、「元のかゆみとは別の原因の」かゆみが現れることがあります。

そして、副作用は、全ての人に起きるのではなく、起きる「可能性がある」に過ぎません。

 

痒み止めに限らず、

頭痛の薬の副作用に「頭痛」が書いてあったり、

治療薬なのに「原疾患の悪化」なんていう副作用が書かれていることもあり、

なんだそりゃ?と思うだろうな、という薬の説明書をときどき見かけます。

 

そもそも、わかりにくい記載の説明書は説明になってないと思うのですが、

どうしてそういう記載になるのか、

どのくらい起きるのか、

そんな不安を解消する役に立てたらなぁ、

そういう相談に乗っていきたいなぁと、

本来、笑うはずのつぶやきを読んだ後、しばし考え込んでしまいました。

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