変わった大人の効能

こんにちは。
薬とコーチと解体新書の関口詩乃です。

先日、facebookの投稿

変わった大人は大事。これでも生きていける、、生きたサンプルがいることは、大事。

というコメントをいただきました。
確かにそうだなーと思うととともに、ふと思い出したことがあります。

それは、今から10年位前、うちの夫が私の大叔父に初めて会ったときのことです。
当時の大叔父、齢九十余。

夫はいわゆるパソコンオタクでゲームオタク。

小学校2年生からゲームやりたさに1人でゲーセンに行き、10歳の頃にはプログラミングをし、愛読誌はベーマガ(マイコンBASICマガジン)。

一方の大叔父、まだ日本に「オタク」という言葉がなかったからオタクと呼ばれなかっただけだ(夫談)という人物で、見事なオーディオ機器オタク。
若き日は「機械の神様」と呼ばれた技術者で、戦争について一番悔しかった思い出は
「捕虜になっていた米国から日本に戻ってきたとき、『敵国のものを持ちかえるな!』と言われて、テレビの実物から起こしてきた図面を海に捨てさせられたこと」
というお人です。

 

大叔父の部屋は棚が林立し、その中には大量の歴代オーディオ機器が詰め込まれていました。
夫、その部屋に監禁されること2時間。

 

ようやく部屋から解放された夫。
「ごめんね、付き合わせて・・・」
と夫に謝る親族たちを前に、

 

「すごいんだよ。本当に言われた通りの場所に座ると、一番音がいいの!」

「いろんなもんがそのために調整されてるの!」

「しかもな、俺が教科書とか博物館でしか見たことない機材が手の届くところにあって、しかも全部メンテナンスされてて動くんだぜ!」

夫、秘密基地から帰ってきた小学生の様に大興奮爆  笑

 

一方の大叔父は一言
「若い奴とは話が合わねぇ」
と宣い、親族からフルボッコタラー

 

さて、その帰り道。
車の中で、常ならぬ真面目な感じで夫が言いました。

「なぁ、俺って将来、あの爺さんみたいな老人になると思わない?」

???

「なんかさ、老人になっても技術者で、歴代のパソコンをメンテして、若い技術者にその時代の技術のベースになってる昔の技術の話をして」
「そこには最新の機器もあって、『これ、動いて使えるんですか!?』とか驚かれて」
「で、その後『若いやつとは話が合わねぇ』って、嬉しそうに言うの爆笑

…うん。そうだね。容易に想像できるよ。

 

そういう簡単な事じゃなくて…と話し出した夫。
「技術者ってさ、当たり前だけど、いつまでも現役でいられるわけじゃないじゃない?」
「どんなに頑張っても定年まで、ほとんどの人はもっと早いよ」
「俺は人間よりも技術革新の方が速くあるべきだと思ってるし」
「だから、俺にも多分、寿命よりも早く、第一線の技術者じゃなくなる日が絶対に来るの」
「第一線から退いた後を、技術者の自分がどうやって生きていくんだろうって、どこかで思ってたんだけど、俺、今日、爺さん見て、『俺の人生のモデルだ』って思ったんだ」

 

なるほど。
夫、技術者としての人生の、生きたモデルに出逢ったんだ。

 

自分の人生を
「この人みたいに生きていける」
「こんな人でも生きていけるんだから、こんな生き方もOKなんだから自分も・・・」
と思えたら、生きることが楽になったり、希望が持ちやすくなったりしますよね?

 

しかも、夫と大叔父、どちらも機械オタクであり、所謂「普通」「多数派」ではありません。
でも、だからこそ、夫には大叔父の人生が「サンプル」「モデル」になり得たわけです。

 

そう思うと、冒頭の
「変わった大人は大事。これでも生きていける、、生きたサンプルがいることは、大事。」
という言葉は真実です。

多分、どんな人が存在するか?よりも、
・いろいろな人が存在すること
・いろいろな人に出会うこと
が大事で、だけど

・ある程度極端に変わっている人

の方が、見つけやすい・わかりやすい分、サンプルとして優秀、ということなんですね。
(余談ですが、変わっている人ほど自分のことを「普通だ」と言うのはなぜだろう?)

だから、変わった人、大事。

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